KSO14001とは |
1.背
景 温暖化、オゾン層破壊、ゴミ問題など地球規模で環境破壊が進み深刻な状態となっている。これら問題に対応するよう多くの企業や一部の自治体などでは 環境負荷に関する国際標準化規格「ISO14001」を取得する動きが年々活発になってきている。しかしISO140001の認証取得には、その準備費用や審査の費 用、コンサルタント料など、多大なコストがかかることから認証を取得する企業は、大企業や一部の経済的にゆとりある中小企業に留まっているのが現状である。 このことからISO14001は、多くの中小企業や地元の商店街などにとってさほど縁のないものとなっている。しかし多くの生活者はそれらに依存しており、これから先、地域レベルの、より生活者に近い立場における環境問題への取り組みやその評価が必修となってくるであろう。このような背景から生まれたのが「熊本独自の環境に対する取り組みの認証規格:KSO14000シリーズ」である。 2.内 容 KSO14001は、商店街に的を絞ったうえで、各商店の環境に対する取り組みを地元に住む小学生が評価、時にはアドバイスを与えていくというものである。 この小学生の取り組み自体が、子どもたちとっては商店街の社会見学であり、 実践をふまえた環境学習の場ともなる。商店街としては、環境チェック役でもあり、将来のお客さんでもある地元小学生が訪れることで気が抜けない。 またこの触れ合いが地域のコミュニティーづくりにもなる。 毎年4月22日、アースデイの日に各商店がエコ宣言を行い年間を通 して実 行してもらう。そして年1〜2回小学生にチェックを行なってもらい合格すれば認定がおりるというものである。KSOの最大のポイントは「広がりがある」こと。地元の小学生が監査するということなので、今回の城見町だけでなく県内外でも導入が可能である。 3.目 的 大きな目的として 1.エコ商店街づくり、 2.環境教育づくり、 3.地域コミュニ ティーづくり の3つがある。商店街・小学生・KSOがお互いにリンクすることにより実現を図る。 4.イベント日程 アースデイの宣言式ではKSO事務局、城見町、小学生代表の挨拶。そして各店舗のエコ宣言となる。時間の関係上エコアイデアの面 白い10店舗程度を選 び小学生の前で宣言してもらう。宣言後即座に、取り組みの意義等について小学生が質問し、店主が答えるというやりとり。 KSO14001認証に関する審査は、年数回小学生に行ってもらい、年間を通して守られていると判断された場合は、翌年のアースデイでめでたく認定をうけることができる。 |
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